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自宅バスケの騒音対策|庭や駐車場でのドリブル音を抑える「防音」と「床材」の選び方

自宅バスケの騒音対策|庭や駐車場でのドリブル音を抑える「防音」と「床材」の選び方

「子供にバスケの練習をさせてあげたい」 「自宅の庭や駐車場で、気兼ねなくシュート練習がしたい」

そう思って念願の家庭用バスケットゴールを設置した、あるいはこれからしようと考えている方の多くが、同時に一つの大きな不安を抱えています。

「ドリブルの音が、ご近所の迷惑になっていないだろうか?」

これは、日本の住宅地でバスケットボールを楽しむ上での永遠の課題とも言えるでしょう。練習に熱中するあまり、ご近所トラブルに発展してしまっては元も子もありません。

この記事では、JBA公認コーチ・審判の視点から、まず「なぜバスケの音は響くのか」という音響的な原因を解説します。その上で、騒音がプレーヤーの「集中力」や「上達」にどう影響するのか、そして近隣トラブルを回避し、誰もが本気で練習できる環境作りのために何をすべきかを詳しく解説します。

 

なぜ、バスケのドリブル音は「うるさい」と感じられるのか?

対策を考える前に、まず敵である「音」の正体を知る必要があります。 私たちが「うるさい」と感じるバスケの騒音は、主に以下の2つの要素で構成されています。

1. 衝撃音(固体伝播音)

ボールが地面に叩きつけられる瞬間に発生する「ダンッ!」という低い音です。 この音は、地面(コンクリートやアスファルト)を振動させ、その振動が地面や建物の基礎、壁を伝わって(固体伝播音)、隣の家の中にまで響くことがあります。「ズドン」と体に響くような不快感を与えるのが特徴です。

2. 反響音(空気伝播音)

衝撃と同時に発生した音が空気中を伝わり、家の壁やカーポートの屋根、フェンスに反響して増幅された音です。 特にコンクリートのような硬く平滑な地面は、音を吸収せずそのまま反射するため、「カンカン」や「パァンパァン」といった甲高い反響音を生み出しやすく、これが人の耳に「迷惑な騒音」として届きやすくなります。

つまり、ご近所トラブルの主な原因となるのは、「硬い地面が生み出す甲高い反響音」「地面を伝わって響く振動(衝撃音)」の複合技なのです。

 

お金をかけずに実践できる「ソフト対策」3選

どうすればこれらの音を減らし、苦情を避けることができるでしょうか。 まずは、高額な設備投資(ハード対策)を行う前に、すぐに実践できる「ソフト対策」から始めましょう。

① 時間のルール化(最重要)

最も簡単かつ効果的な対策です。 「早朝(8時以前)や夜間(19時以降)はドリブル練習をしない」といった明確なルールを家庭内で決め、徹底します。 人の活動が少ない静かな時間帯は、普段気にならない音でも大きく響いてしまいます。隣人の生活リズムに配慮することが、マナーの第一歩です。

② ご近所への事前コミュニケーション

もし可能であれば、「学校から帰宅後、暗くなる前までの時間だけ、庭でボールをつくことがあります」と一声かけておくだけで、ご近所の方の心理的な受け止め方は全く異なります。 人は「いつ鳴るかわからない騒音」や「いつ終わるかわからない音」に最もストレスを感じるからです。顔が見える関係を作っておくことが、最大のトラブル防止策になります。

③ 「静音性」を謳うボールの使用

完璧に無音にはなりませんが、最近は屋外での使用を想定した、通常より柔らかい素材のバスケットボールや、音が響きにくいとされるスポンジ状の「サイレントボール」も販売されています。 ハンドリング練習など、ドリブルの感触をそこまで重視しない練習の時だけ、そうしたボールを使うのも一つの手です。

エゴザル(EGOZARU) 静音ルームボールEX

 

根本的に音を消すなら「ハード対策」が必要

ソフト対策を徹底しても、やはり地面がコンクリートやアスファルトのままでは、音の発生源そのものを断つことはできません。 より本格的に、そして気兼ねなく練習できる環境を求めるならば、環境自体を変える「ハード対策」が必要になります。

防音フェンスや壁の設置

音(空気伝播音)が隣家に拡散するのを物理的に遮る方法です。 ただし、効果を得るには一定の高さが必要であり、設置費用も高額になりがちです。また、地面を伝わる振動(固体伝播音)にはあまり効果がありません。

ゴールの設置場所の工夫

意外と見落としがちなのが、ゴールの設置位置です。 隣家のリビングや寝室からなるべく距離を取り、可能であれば自宅のガレージの壁際(壁が音を吸収・反射する方向)に向けるだけでも、音の伝わり方は変わります。

地面(床材)の見直し【最も効果的】

これが、騒音対策における「最も根本的」な解決策です。 前述の通り、騒音の最大の原因は「硬い地面(コンクリートやアスファルト)」にあります。ならば、その地面の素材自体を、衝撃と音を吸収するものに変えてしまえば良いのです。

選択肢としては、「ゴムチップ舗装」や「専用のパネルタイル」が挙げられます。 特に、高品質なポリプロピレン製やTPE製(熱可塑性エラストマー)の「スポーツタイル(コートタイル)」は、この問題に対する優れた回答を持っています。

これらのパネルは、それ自体が衝撃を吸収する構造(クッション足)を持っており、コンクリートに直接ボールをつく時のような甲高い反響音を劇的に抑え、音の角が取れたマイルドな音質に変える効果が期待できます。

 

JBA公認コーチからのアドバイス:最適な「地面」を選ぶということ

私自身もJBA公認コーチとして、多くの子供たちやプレーヤーを見てきましたが、練習環境は上達スピードに直結します。 そしてその環境には「安全」と「集中」が不可欠です。

騒音への不安は、親子の「迷い」になる

騒音問題は、プレーヤーの「集中」を妨げる最大の要因(ストレス)です。 「うるさいかな?」「また隣の人に怒られるかな?」と、時間やご近所の目を気にしていては、良い練習はできません。

また、お子様自身が気にしなくても、親御さんが気にしてしまい「もう練習はやめなさい」と止めてしまう。これでは、せっかく芽生えたバスケへの情熱を、環境のせいで摘んでしまうことになりかねません。

 

MAKAC(マカック)という選択肢

この記事で解説した対策の中でも、やはり「地面の素材を変えること」は最も効果的な解決策の一つです。

私たちMAKAC(マカック)で扱っている製品、特に衝撃吸収性に優れた「HESモデル(High Elasticity System)」などは、私自身がコーチの視点からも自信を持って推奨できる床材です。

もちろん、完全に無音になるわけではありません。 しかし、コンクリート特有の甲高い反響音を、衝撃を吸収した「ダムッ」というマイルドな音質に変え、地面の振動音も軽減するだけで、練習の「気兼ねなさ」は劇的に変わります。また、膝や腰への負担軽減、転倒時の擦り傷防止という、怪我予防の観点でも非常に優れています。

 

まとめ:自宅コート作りで失敗しないために

「うちの駐車場でも敷けるだろうか?」 「砂利や土の下地はこのままでいいのか?」 「どのくらいの広さがあればいい?」

ご自宅の環境で本当に導入できるか、具体的なご不安もあるかと思います。 決して安い買い物ではないからこそ、後悔のない環境作りをしていただきたいと考えています。

MAKACのスポーツタイルをご検討いただけるのでしたら、そうしたご不安も含め、問い合わせフォームLINEからいつでも気軽にご相談ください。あなたの家に最適な「練習環境」をご提案させていただきます。

AUTHOR
柴田 祐輔
この記事を書いた人

柴田 祐輔

NEXCOURT運営責任者。「JBA公認E級コーチ」「JBA公認E級審判」の資格を保有。子供たちが安全に、そして本気で練習できる環境を提供するため、高品質なコートタイルの普及に取り組んでいる。

保有資格: JBA公認 E級コーチ JBA公認 E級審判
    
WRITTEN BY
柴田 祐輔
PRO

YUSUKE SHIBATA

                   

MAKAC 運営責任者 / 柴田 祐輔

「JBA公認E級コーチ」「JBA公認E級審判」の資格を保有。 自身も二人の子供を持つ親として、子供たちが安全に、そして本気で練習できる環境を提供するため、高品質なコートタイルの普及に取り組んでいる。

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